税理士試験は、毎年1回、7月下旬から8月上旬にかけて3日間実施されます。税理士となるのに必要な学識、その応用能力を有するか否かを判定することが試験の目的です。全11科目中、5科目に合格すると資格が与えられ、科目も一度合格すると一生有効です。科目合格制をとっていることから、1科目ずつ受験することが可能です。簿記論と財務諸表論は必須科目であるため、必ず受験しなければならず、所得税法と法人税法はどちらか1科目受験する必要があります。簿記論と財務諸表論は、税務を扱う上で重要なことから、必須科目となっています。ほとんどの科目の出題内容は、計算50パーセント、理論50パーセントです。ただ、簿記論の出題内容は全てが計算、国税徴収法は全てが理論で占められています。